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ひつ(じのひよこが)プログラミングします。
お仕事や趣味で困ったこととか、何度も「あれ?どうだったかしら」と調べたりしたこととか、作ったものとか、こどものこととかを書きます
★前は週末定期更新でしたが今は不定期更新です

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トラック係数

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トラック係数

プロジェクトの安泰さを測る物差しの一つに「トラック係数」というものがある。

こちら、「プロジェクトメンバーが『何人』急にいなくなったらプロジェクトが破綻するか」を表す数字である。多い方が良い数字。名前は「トラックに何人撥ねられてもプロジェクトが存続するか」という意味らしい。

開発のみならず、サークルなどにも応用できる考え方だと思う。


例イ

この製品はAさん、Bさん、Cさんの3人で作っている。お客様が触れる部分をAさんとBさんの2人、基盤となる部分をCさん1人で。この場合、Cさんが欠けたらプロジェクトは破綻するので、トラック係数は1となる。

しかし、もしもBさんがCさんと一緒に基盤部分を触っていれば、BさんとCさんの双方が欠けなければプロジェクト存続は可能であるため、トラック係数は2に増える。


例ロ

この製品はプログラムを書く人が豊富であり、一つのモジュールにつき、最低3人がかかわっている。しかし、運用チームの層は薄く、2人で回している。この場合、トラック係数は2となる。

さらに運用チーム2人の担当エリアが分かれており、互いの仕事をよくわかっていない場合、トラック係数は1となる。


正直なところ

トラック係数が1でないプロジェクトってどれだけあるのだろう? どんなに色々考えても、どうしたって一人しか把握できていない部分って生じるように思う。その部分を他の人でも把握しやすいように作れているか、ないしは、把握できない場合に切り捨てて作り直せるようになっているか、が重要な気がする。

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