忍者ブログ

ひつ(じのひよこが)プログラミングします。
お仕事や趣味で困ったこととか、何度も「あれ?どうだったかしら」と調べたりしたこととか、作ったものとか、こどものこととかを書きます
★前は週末定期更新でしたが今は不定期更新です

2024/11    10« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »12

リモートワークがあまりうまくいかないケース

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

リモートワークがあまりうまくいかないケース

弊社は相変わらずリモートでの就業が続いている(始めたときの記事)。

リモートで就業するようになってメンバーとのつながりはむしろ強固になったと感じている。メンバーとのつながりが改善された理由は作業通話(作業通話すると良かった件に関する記事)にある。さらに業務上発生したイベントをチームメンバー8人用の Slack チャネルで随時共有するようにしている。「●●の誰々から質問が来た」「MR を投げた」「こういうメールが来た」といったレベルで、である。これらの情報は業務上あまり関係ない人もそれなりにいる場で共有しているが、「ああ、あいつはこういうことを今考えているんだな」といった前提を周囲にばら撒くことで正体不明の何かに自分がならないようにしている。Twitter 感覚でガンガン発信しないといけない。

また、自分の好きな環境で好きな BGM をかけて就業できる、という面でも出社するよりも優れている、と感じている。共通の就業スペースで仕事している時はその場所に移動しなければならないし、共通スペースだから好きな曲はかけられない。ヘッドフォンを付けるという手もあるが話しかけられた場合に対応できないことがある。リモートワークならば通知に気付ける程度に音量を調整すればスピーカーやコンポ(って今言わないよなぁ)で曲を流しても誰にも迷惑にならない。

休憩の質も違う。疲れたら机に突っ伏したりするのではなく、布団で寝られる。後者の方が回復の効率ははるかに良い。

通勤する時間がないのも大きい。特に今の季節(8月)は日光を直に浴びながら出社したら会社につく前に疲れ果ててしまう。花粉症の季節も外はキツい。特にこれらの影響をもろに受ける、体の弱い私としてはこれらのデメリットを回避できるのはありがたい。また、会社としては交通費の支給をやめられる。今まで会社は出していたし従業員の懐にも入らなかった交通費支給をやめられるのは win-win だろう。「在宅だと勤務環境整えなきゃいけないじゃない」とかあるかもしれないが、素人考えで恐縮だがその分は在宅勤務手当をのせればいいのでは。交通費よりも安い金額であってもそれは交通費ではなく従業員の手元に残るわけだ。


と、リモートワークを礼賛しているが、そうもいかない場面があるのを感じつつある。

例えば、通話をつなげっぱなしだと作業できない人もいる。そういう人は作業通話でのコミュニケーション維持の恩恵にあずかれない。また、文字を打つのが億劫な人もいる。そういう人は Slack での独り言による恩恵にあずかれない。事実、Slack で各々の近況やメモなどを残すためのチャンネル(分報チャンネル)を作っている人は散見されるがそれが上手く機能していると思わされる事例はほとんどない。ほとんどの独り言は公の場でやるべきなのだ。

そもそも仲間内に情報を共有することを好まない人もいる。同僚はあくまで仕事上の関係で必要以上の関係は持つべきではない、という考え方だ。それはそれで構わないし同僚に情を持つことが悪い結果を招くこともしばしばあるというのは事実なのだが、リモートワーク環境だと「仕事上の最低限の連携のみ実施」としていても最低限にも達さない連携しか取れない場合が多いようだ。そういった人は孤立するか、チームにとって毒となるかのどちらかだ。こうやってみるとチームがプライベートのレベルでも仲が良い方がリモートワークは回りそうに見えてきた。※弊チームは仲が良い方だと思うが互いに LINE は好感してないし Facebook で友達申請もしてないけどね。そういうことではなく、雑談とかを気軽にできる関係なのか、である

会社でないことによって集中できない人もいる。意思が弱い人の場合はベッドの誘惑は過剰なものとして襲い掛かり、就業時間中の半数を睡眠時間に費やすことになるだろう。睡眠を休憩と断言できるから私の上述の話はなりたつ。※ベッドで寝る休憩をとっている時点で私の意志が弱い、というのは別問題として存在するとは思う
また、子供がいる人は子供の乱入によって仕事に集中できる時間は削り取られる。私が上手くやれているのは仕事用の個室があるのと、日中子供が家にいないからだ。もちろん、コワーキングスペースというものもあるのでなんとかする余地はある。コワーキングスペースだとフリードリンクがあるとかそういう話も聞くし。

通勤時間がない、という慢心は残業時間増を容易に招く。私の残業時間はここ数か月、今までにない数字を達成しつつある。通勤時間分丸々仕事できるのだ。法令の関係でよほどの事情がなければ22時以降は仕事をしないため業務終了時間についてはある程度の節度を維持できているが、朝の開始時間については出社準備の時間と通勤時間が無くなった分かなり早くなった。これはそのまま残業時間に加算されている。


自分のチーム内だけ見ていればよかった状態から、より広い視野を持たないといけない状態になった途端、リモートワークの問題点を次々に突き付けられている自分がいて正直、現状に困惑している。オフィス、というものの偉大さを痛感することもしばしばある。リモートワークが正義、とは必ずしも言えない。

PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

ブログ内検索

P R